ワールドギフト
スタッフブログ

こだわる「安全な水」継続支援

安全じゃない水 とは

 

活動報告として寄付事例をまとめていると「危険な水」というワードがよく出てきます。

日本でしか暮らしたことがない私にとって「水」は蛇口をひねれば出てくる。なんならバーを上げ下ろしするだけのものや、手を出せば自動で水が出て手が洗える(しかも冬は温水)。そんなことに驚くこともない環境で生活していると、時間をかけて水を汲みに行き、苦労して汲んできた貴重な水が不純物の多い不衛生な水で腸チフスや感染症の原因になる事、 道中のケガ、害虫、犯罪被害など 直接的、間接的に「危険」ということは 想像しにくいことでした。

 

危険な水・安全ではない井戸(地下水)

2021、5月現在 ワールドギフトでは 6ヶ国で「安全な水支援」を行っています。

ウガンダ タンザニア ガーナ ザンビア シエラレオネ  

 

アフリカ大陸に暮らす人々にとって「水」は人生最大の問題。基準を満たす 清潔で 「安全な水」を一人でも多くの人に届けられたら病気や様々なリスクを大幅に減らすことが出来る。命を守ることが出来る。

 

6ヶ国目となる動きはじめたばかりのリベリア

 

リベリア 飲めない井戸水(Instagram)

 

この井戸の水はとても飲めるものではなく 村の人々は洗濯などに使用しています。

 

 

リベリア 不衛生な川の水(Instagram)

 

飲料、料理にはこういったいくつかの川の水を汲みにいき煮沸して使いますが その汚れた川の水による腸チフスや感染症にかかる人が多いようです。

 

以前 資産家によって水道管や水タンクが設置されましたが「2ドルで30リットル」の高価格(男性一日の平均収入4ドル程度の村)で頻繁に購入するのは困難であったために買い手がなくなりその水販売は終了となり 設備はそのまま放置されているのだとか。

 

 

往復70分 労力とリスクを伴って持ち帰った水

 

写真の女の子、シェルターちゃんは日に何度も湿地へ水を汲みに往復しています。

 

みんなが生きるため当たり前に必要なこと。

 

 

苦労して持ち帰った水は不純物が多く うわずみを別のバケツにうつす作業を繰り返し 煮沸し料理や飲み水として使用するそうなんですが・・・

写真 左下が使用される水。これで安全な水になったとは言い難い・・・

それでも現地の方々には生きるための「命の水」なんですよね。。

 

 

こういった水汲み、不衛生な水(川 湿地 地下水 井戸水)問題は特別なことではありません。当初井戸作り支援を検討して各地で調査を行いましたが、現在各地に設置されている井戸水の中で、水質が保証され、常に管理され続けている「安全な水」は わずかしかないとのことです。それでは安全性の問題は全く解決できません。

 

そこに暮らす人々にとって「安全な水」とは  

井戸を作る

 

これまで時間をかけ、労力と様々なリスクを伴いながら不衛生な水を汲みに行っていた村の人々。「井戸」はそれだけで便利さを感じ 多少汚染されていようが もっと質の悪い水を使ってきた彼らにとっては「助かる」「ありがたい」と感謝される支援となるようです。ですが 各地のポンプ式の井戸の水を検査すると、細菌や動物の糞尿、農業で使用している農薬などが混ざっていたり、酷い場合はどこから混入したのか油分が浮いている水であったり・・・

日本の支援によって作られた井戸にも、そういった放置状態で清潔でない水が使用されている事もありました。ただ掘って ただどうぞ、ではなく「安全」「継続」ということに ワールドギフトはこだわっていきます。また現地の人々が正しく使用していけるよう村の人たちとルールをつくり 5年後10年後も継続して使えることが最善と考えます。

 

**詳しくはホームページへ**

 

 

 

 

給水タンク

 

現在継続中の給水タンクによる安全な水支援の様子。水のタンクを購入し、蛇口を取り付け、村の人々が共有して使えるように設置しました。その場で綺麗な水が出てくる。これまでの労力や病気、感染症リスクの心配が大幅に減り大変喜んでくれています。

 

水タンクを使用した水支援が最善の方法かどうかはわかりません。
しかし「安全な水」支援として今できる最良であると判断し、実行する事にしました。

 

NPO法人 ワールドギフト ホームページ

 

 

ザンビア

 

知ってるようで詳しく知らない

SNSの普及で世界の距離が近くなった今日、求めなくてもいろいろな情報が入りやすくなってきていますが、「貧しい国」のこういった情報は知ろうとしなければ目にすることがありません。ご協力くださる方々によって少しづつでも確実に世界の誰かに役立つ支援が成り立っています。嬉しいことであり、素晴らしいことです。

「少しでも力になりたい」全ての人を助ける事はできませんが、縁あって支援できる環境にある人々に「命を守る支援」を広め、設置して終わり、ではなく継続して管理し ルールを守れる限り責任をもって支援し続ける。そのためには皆様のご支援、ご協力が不可欠です。

 

「安全な水支援」2021.5月現在  ウガンダ タンザニア ガーナ ザンビア シエラレオネ  

 

現地の安全な水支援の様子はこちらでもご覧いただけます。

NPO法人ワールドギフトのInstagramが開きます→水支援ワールドギフト

 

新型コロナの影響で世界中が大変な状況下でのご協力に 心から感謝いたします。

一日も早く終息しますように、と毎日祈るばかりです。

 

どうか やさしい世界でありますように。

 

(YouTube動画)